3808人が本棚に入れています
本棚に追加
イライラしながら玄関のドアを開けた。
京香とお茶してくるって出てったはずの私が
すごく早く帰ってきたので俊太はビックリしてた。
リビングに入るなり、
=ふざけんなぁ―っ=
っと叫んだわたしに
俊太はビックリして、きょとんとした顔でこっちをみてる。
私の目から涙が止め度なくでてくる……。
力が抜けて? 力が入り過ぎて?
よくわかんないが、
その場に、私はヘタリこんでしまった。
無言のまま抱きしめようとする俊太を跳ねのけ
=俊太はウチのこと何だと思っとんなぁ―!=
っと私は叫んだ。
=ナニがあったん?=
っと冷静な俊太に余計に怒りが増し
俊太を睨みつけながら
=どぅせ、お手伝いぐらいにしか思ってねんぢゃろっ!
ぢゃけん、Hせんのんぢゃ!
他の子とはいっぱいするくせに、ウチとは出来んのはなんでなぁ~!
大嫌いぢゃ、俊太なんか!!=
っと声にならない声で私は叫んだ。
俊太は凄く悲しそうな顔をしてた。
長い沈黙を断ち切ったのは俊太だった…………。
最初のコメントを投稿しよう!