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――日曜日。
ピンポ~ン♪
俺は少し緊張しながら、梨央の家のチャイムを押した。
「はぁ~い!」
ガチャッ☆
「いらっしゃい、悠くん。待ってたよ~!入って、入って!」
「あ、、、、うん。」
緊張して顔が硬直している俺とは違い、いつもと同じような笑顔を見せる梨央。
「どうかした?遠慮しないで入って。」
俺は腕を掴まれ、引っ張られるように玄関の中へ入った。
「お、お邪魔します、、、。」
初めて入る彼女の家。
「悠くん、コッチだよ。」
梨央の後ろを、キョロキョロしながら足を運ぶ俺。
シンと静まり返った空間は、俺達の他には誰もいない事を物語っていた。
やっべー、、、まじで誰もいないのかよ、、、。
。
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