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…さてさて、悠斗は何の問題も無く120段の階段の前に来たのだが…
悠斗「…幅狭っ!つま先しか乗んなくね!?」
ステップ部分およそ10cm弱の階段がそこにあった。そして、その割りに1段の高さが高い。約60cm程の高さであろうか、間違いなく規格外にクセのある階段である。
悠斗「…こりゃ明日に残んねーようにササッと行っとくか。」
…いやいやいや、ササッと行ける簡単さじゃないでしょ……
悠斗「ぅわ、綱渡りの綱、綱じゃなくね?ロープにしても細っせーな~。つーか地味に高けー♪」
…所要時間僅か30秒、1段平均0.25秒の早業…に見えて、意外と短い階段なら出せる速度でいつの間にやら頂上に到着していた。
悠斗「つーか律儀に渡る必要も無くね?跳ぶかな♪目標…2歩!」
…いやいやいや、このロープは軽く4mはあるぞ?2歩って事は1歩で2m…助走ナシで連続は無理…
悠斗「目標達成~♪ピエロとかもこーやって渡りゃ早えーのにな。」
…またもや素早くクリア、もうツッコミのしようが無い。
ちなみに、他の選手(池も何故か復活している)は、未だ階段を必死の形相で駆け上がっている。
悠斗「ドラム缶は無視だな。」
悠斗はそう言い残し、ヒョイッと地面に向かって落ち始めた。
…もう何もツッコミはしないさ。どうせ…
悠斗「ニンニン♪拙者には屁の河童でござるよ♪」
綺麗に着地しやがるんだしさ。しかも身伸2回半捻りまでしやがるヤツだ、もはや高校生の域じゃ無いね。
身体の作りがな。
悠斗「ダッシュダ~ッシュダッシュ!キックエ~ンドダッシュ!いつか決めるぜ稲妻シュートぉ~♪」
鼻唄も軽快に、悠斗はブラックボックス目指して軽やかに…歩く。
悠斗「そん時ぃ、オ~レが~、スーパーヒーローさぁ~……っと。」
…何故にキャ〇テン翼なのかは、この際無視していただきたいと思う。何て事はない、ただの気まぐれなので。
悠斗「コレがブラックボック…ん?何々…『ちなみに、学園1の美少女と名高い、ある方の写真集(無許可・盗撮)が入っています』…って、軽く犯罪だよな?」
軽くなくても犯罪です。
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