楽しい楽しい体育祭 ―赤VS白 激闘の1日目―

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…まぁそんなこんなで、その場を以て右京は学園長職の辞任をしたのだそうな。 だが、コレが悠斗の誤算になるのは…もうちょい先の話。 さてさて、悠斗はようやく…ブラックボックスの中に手を突っ込んだ。1位を取る為、狙うは当然高そうなモノなのだが… 悠斗「形で判別出来ねーのは何故!?」 …実はこのブラックボックス、中身が全て真四角の物体なのである。仮に砲丸が入っていたとしても、ブラックボックスに入れる前に…全て四角く黒い箱に収められるシステムだったのだ! つまりは、形であらかたの予測を付ける…という方法を完全に潰しているのである! 悠斗「…んじゃ、小さすぎずデカすぎず、重すぎず軽すぎずな…っしゃオラァァァァァァァ!!捕ったど~!!」 悠斗は何かそれなりのサイズをした黒い箱を引きずり出した。 と… 悠斗「…箱に文字が…?ま、まさか…ダイイングメッ」 司会「違います♪」 悠斗「フッ…、司会よ。素晴らしい速度のツッコミだ…!よかろう、名を名乗るがいい!頭に刻み付けようではないか!」 司会「私(わたくし)、高宮学園高等部3年、放送部部長…椎葉唯(しいば ゆい)と申します悠斗様…」 悠斗「タメグチ聞いてすいませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 150度というあり得ない角度で謝罪をした悠斗。頭が膝に付かんばかりの頭の下げようである。 唯「ああああああああ悠斗様!?頭をお上げ下さい!!わわわわわわ私そんなつもりで学年を言ったんじゃありましぇんよ!?」 …あれだけ長い文をスラスラと澱み無く読んだにも関わらず、こんなとこで噛んでしまう唯。 悠斗「ならよし!!」 唯「ええええええええ!!!?」 悠斗「うむ、リアクションも抜群ですね。さすがは放送部♪」 120%関係無い。 唯「お、お褒めいただき光栄至極でござりまするでしゅ!」 また噛むし。 悠斗「で、コレは何なんですか?…や、やっぱりダイイ」 唯「違います♪」 悠斗「くっ…!2度も…2度も防がれた…!紗神悠斗…一生の不覚…!」 ぶっちゃけどーでもいいです。早く競技に戻れボケナス。
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