楽しい楽しい体育祭 ―赤VS白 激闘の1日目―

31/46
前へ
/377ページ
次へ
悠斗「で、結局はコレ…ホントに何なんですか?血文字っぽくはな」 唯「そこからまず離れていただけますか?」 いつまでもダイイングメッセージを引っ張る悠斗。3度目は反応薄くなるぞ。 唯「…それは、その箱の中身を差し示したヒントです……と資料には書いてあります。悠斗様、何と書かれているんでしょうか?」 悠斗「うむ、教えてしんぜよう。善きに計らえ~。」 どこの殿様だ貴様は。 悠斗「え~… 『ジョニーは言いました。 ネコが濡れてたもんで、レンジでチンして乾かしてやったんだ!そしたら…! マイケルは固唾を飲んで、あの都市伝説オチであろうと…ジョニーを見守ります。 そしてジョニーは溜めに溜め、こう言いました。 ネコの野郎、驚きやがった(笑)』 と…。」 悠斗は躊躇いも無くそう言った。 刹那、秋は近付くがまだまだ暑い時期にも関わらず…会場は一気に凍り付いた。 だが… 大吾「ネコが驚いたwwww『キャッと』ってかwwwwダハハハハ!!腹痛てぇ……ってぎゃぁああああああああああ!!!!」 頂上寸前の階段を踏み外し、一挙8m下まで滑り落ちた大吾。正直痛い。2つの意味で。 唯「…悠斗様、それは本当にそう書いてありますか…?体育祭実行委員の方が物凄くいぶかしげな表情してるんですけど…」 悠斗「書いてるワケねーッスよ♪何か騒がしかったんで氷結してやろうかと。効果は抜群ですね♪」 確かに効果は抜群だ。むしろ効きすぎて変な雰囲気を漂わせている。 唯「…実際には何と書いてあったんですか?」 その雰囲気にいたたまれなくなったのか、唯がそう切り出した。 悠斗「いえ、ただの一言だけなんですよね。 『グッジョブ♪』と。」 右京「キミぃ、グッジョブだよ~…」 悠斗「すっこんでろ、第2の地球害生命体野郎が!!!!」 右京「っだぼぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 右京、やはり押しも押されぬ殺られキャラへと進化していたようだ。
/377ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4274人が本棚に入れています
本棚に追加