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悠斗「で、結局はコレ…ホントに何なんですか?血文字っぽくはな」
唯「そこからまず離れていただけますか?」
いつまでもダイイングメッセージを引っ張る悠斗。3度目は反応薄くなるぞ。
唯「…それは、その箱の中身を差し示したヒントです……と資料には書いてあります。悠斗様、何と書かれているんでしょうか?」
悠斗「うむ、教えてしんぜよう。善きに計らえ~。」
どこの殿様だ貴様は。
悠斗「え~…
『ジョニーは言いました。
ネコが濡れてたもんで、レンジでチンして乾かしてやったんだ!そしたら…!
マイケルは固唾を飲んで、あの都市伝説オチであろうと…ジョニーを見守ります。
そしてジョニーは溜めに溜め、こう言いました。
ネコの野郎、驚きやがった(笑)』
と…。」
悠斗は躊躇いも無くそう言った。
刹那、秋は近付くがまだまだ暑い時期にも関わらず…会場は一気に凍り付いた。
だが…
大吾「ネコが驚いたwwww『キャッと』ってかwwwwダハハハハ!!腹痛てぇ……ってぎゃぁああああああああああ!!!!」
頂上寸前の階段を踏み外し、一挙8m下まで滑り落ちた大吾。正直痛い。2つの意味で。
唯「…悠斗様、それは本当にそう書いてありますか…?体育祭実行委員の方が物凄くいぶかしげな表情してるんですけど…」
悠斗「書いてるワケねーッスよ♪何か騒がしかったんで氷結してやろうかと。効果は抜群ですね♪」
確かに効果は抜群だ。むしろ効きすぎて変な雰囲気を漂わせている。
唯「…実際には何と書いてあったんですか?」
その雰囲気にいたたまれなくなったのか、唯がそう切り出した。
悠斗「いえ、ただの一言だけなんですよね。
『グッジョブ♪』と。」
右京「キミぃ、グッジョブだよ~…」
悠斗「すっこんでろ、第2の地球害生命体野郎が!!!!」
右京「っだぼぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
右京、やはり押しも押されぬ殺られキャラへと進化していたようだ。
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