血溜まりの中で

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何日ボーッとしていたんだろう? 気が付けば、お父さんとお母さんは木の箱に横になって、なんか大きな鉄の部屋に箱ごと押し込まれていた。 僕が「お父さんとお母さんのお部屋じゃないよ?」って言うと、誰かが「ここでいいんだよ。」って泣きながら言った。 扉が閉まって何分かしたら、何だか焦げ臭い匂いがした。匂いの先は、さっきお父さんとお母さんが入った鉄の部屋からだった。 「…何、してるの?」 僕がまた言うと、さっきの人が「君のお父さんとお母さんを、天国につれていってるんだよ…。」ってまた泣きながら言った。 何時間か後、お父さんとお母さんが入った鉄の部屋の扉が開いた。 中には木の箱はなくて、白い棒みたいなのがたくさんあった。それを知らない人たちが箸でつまんで花瓶みたいなのに入れていく。 何をしてるのか、全然意味が分からなかった。 …そして僕は一人になった。
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