朝の日常…?

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…夏のギラギラした日差しが照りつける7月の朝… ???「ふぁ…、ぁぁぁっ…!」 とある家の一室から、何とも間抜けなあくびが聞こえた。 彼の名は紗神悠斗(サガミユウト)、寝坊はオレのデフォステータスがモットーの、ふざけた高校2年生である。 悠斗はボッサボサの髪をグシャグシャ掻きまくり、ベッドからフラフラ下りると窓にかかるカーテンを開ける。 「…太陽ウザっ。」 …不変的なモノに対し、朝っぱらから文句を言っていた。 が、彼は二つの意味で文句を言っていたのである。何故なら… ??「悠斗っちぃ!!??あ~さ~だ~ぞ~!!」 窓の先には道路、そこに一人の女性が立っていて、悠斗に向かってちぎれんばかりに手をブンブンと振っていたからである。 悠斗「…太陽、ウゼぇ。」 ??「ウザイって何だよぅ!?寝坊しないように私が自分の身を省みず死ぬ気で起こしにきてやってるのに!!!!」 悠斗「…おつかれっした~…」 ??「コラァ、二度寝するなぁ!!!!」 悠斗は窓枠にもたれかかり、暑い日差しを一身に受けながらも再び夢の世界へ旅立とうとしていた。 ??「それに、私には美月って言うそれはそれは可愛らしい名前が…」 悠斗「…zzz…」 美月「…ってホントに寝るなぁ!!!!」 悠斗が夢の世界へフライアウェイしたその時… ???「起きんか、この睡魔の塊がぁ!!!!」 悠斗の部屋の扉が開き、すかさず悠斗に誰かが蹴りをお見舞いした。
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