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悠斗「ごはぁ!!??」
窓枠にもたれかかって眠りに入っていた悠斗、蹴りの衝撃で危うく窓から外へフライアウェイするところだった。
悠斗「げふっ、ごほっ…!!」
…どうやら蹴りは見事にみぞおちに決まっていたらしく、うずくまりむせこみまくっていた。
???「今何時だと思ってるんだ!!自分の歩くペースを把握して、余裕を持って起きろと何度言ったら分かるんだ!!!!」
蹴りをかました誰かは朝からご立腹のご様子だ。悠斗が息を整えて立ち上がろうとしているにも関わらず…
???「急ごうとしろ!!このナマケモノの生き神がぁ!!!!」
ドゴッ!!!!
その人は立ち上がりざまの悠斗の脇腹に、キックボクサー顔負けの鋭いミドルキックを放った。
悠斗「ぐほっ!!!!」
悠斗の身体がくの字に折れ曲がり、ベッドに叩きつけられた。既に声も出ないらしく、呻き声すら聞こえず脇腹を押さえ込んでピクリとも動かなくなった。
さすがにココまでヤバい状況になってから、その誰かは少し焦り出した。
???「や、やりすぎたか…?」
…と、悠斗はガバッと起き上がり、その相手の胸ぐらを掴んだ。
悠斗「桜…テメェ!!!!攻撃に愛が無いぞコラァ!!!!」
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