異変

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私がおかぁの異変に気付いた時、季節は春が終わり梅雨に入ろうとしていた。             いつものようにお昼ご飯を食べる為食堂へ向かっていた時、私の歩く早さでおかぁは息切れをし始めた。         何事も無かったかのようにおかぁは歩くが、明らかに走った後のような息遣いになっている。                 頭をよぎる事はただ1つ。         肉腫の進行…。   抗がん剤が効いていない…。             平静を装うが、私の心は不安でいっぱいだった。          
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