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たった3ヶ月で肺にたくさんの腫瘍…?   仕事に復帰したばかりやのに…。 ほんまに大丈夫なんかな…。   おかぁ死ねへんよな…。 毎日毎日そんな事を考えながら過ごす。 病院の先生は転移性のガンと診断したらしい。 おかぁ、この時47歳。 まだ若い事もあり進行も早いので、とにかく早く入院した方がいいと言われたと言っていた。     それでも職場へも相談しなければいけないと言い、入院は3週間後に決まる。         それからのおかぁはものすごく忙しかった。 仕事が休みの日は病院へ行き検査の日々。   私ともろくに会えない状態が続いていた。       そして入院の数日前。 久しぶりにおかぁと買い物に行く。 やけに咳き込むおかぁがそこには居た。   肺ガンの初期症状が出だしたのだった。       咳が出だしたという事は、ガン自体も進行しているという事。     私はまた恐くなった…。  
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