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前のベッドの人の上の子だろう。
グズって大きな声を出していた。
するとまた私達に注意をしてきた看護師さんが来る。
どうやら前のベッドの人の担当みたいだった。
『この人も言われるんやろな…。』
と思っていると、
『あら~!上の子??』
と聞こえてくる。
私とおかぁはビックリして顔を見合わせた。
その後も、
『男の子?ぼくいくつ~??』
と、注意をする気配すらない。
私は開いた口が塞がらない状態で病室を出た。
そしておかぁに言う。
『何なん!あの看護師!!
うちは出て行けって言われて自分の担当の患者なら良い訳!?
意味わからんねんけど!!』
私は理不尽な事をされるのが大っ嫌いだった。
そんな私をおかぁは、
『まぁまぁ。色んな人が居てるよ。』
となだめる。
怒りが治まらないまま何日かが過ぎた時、その看護師さんは退職した。
私とおかぁが喜んだのは言うまでもない(笑)
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