LOSTエンジェ第二章・消えた天使

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その日は異常気象が起こりそうな天気だった。 ハルトは暴走し我を忘れているシストに勝負を挑む。 「…オマエとは戦いたくなかった…なんでそうなった」 ハルトはシストに本気で殴りかかる。 だがシストは全くダメージを受けない、 シストは 「オレが特別だからさ、オレは神に相応しい。 そのためなら、昔の友情なんて全て忘れる覚悟があるさ」 と笑いながら言う。 シストを殴ったハルトの手に痛みが蓄積する。 「オレに触れるものは全て灰になる、さらには死なないと言う能力を持っている」 その時、シストはまさに究極の生命体になっていた。 「オレは最強の生命体だ。 オマエと違って特別なんだよ!!」 と言い、殴りかかってきた。 だがハルトには当たらない。 ハルトは一瞬で消えたかと思うと、シストのすぐ背中に立っている。 「悪いな、だったらオレも特別さ…」 シストは鉄パイプを持ち何度もハルトに振り回す。 だが、ハルトは影から影への瞬間移動能力で全てをよけた。 「まさか…オマエも能力を持ってるのか…」 「あぁ、オマエとは違うがなぁ!」 ハルトは自分の影の形を操り影を自分より大きな首切り鎌の形にする。 それを地面から引き抜き影を実物とした。 影を実物とする能力のようだ。 「…どす黒い鎌か、まるで死神だな」 ハルトは笑って答える。 「あぁ…オマエを地獄へ引き落とすためのな!!」 ハルトはそう言い、切りかかろうとする。
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