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能力を持つのは、ハルトだけではなかった。
次に能力に目覚めたのは安田ミライである。
ミライはどこにでもいるような普通の高校生である。
だが…ミライは高校から過去の記憶が全くない。
母親の記憶もなく、一人暮らしをしている。
ミライはある日、目を覚ますとマンションの個室に立っていたのだ。
何もした覚えがないのに、貯金通帳には億単位の貯金があり、生活に必要な家具もなぜかそろっている。
ミライは自分の過去を知りたいと強く思った。
それが本人の生きがいでもあったのだ。
ある日、高校での体力測定の日、ミライは50m走を走ろうとした。
ミライはスタート位置に立ち 「パーン!!!」 と鳴り響くと同時にスタートした。
ミライはゴールをしたが、ゴール地点にはまだ誰もいない。
ミライは後ろに振り替える。
すると…他の人たちは、みんなまだスタートした直前だった。
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