LOSTエンジェ第一章 三人の秘密

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 そして、シストが自分の力に確信したのがそれから5ヶ月後の事だった。 その日、シストは彼女と市内に遊びに行っていた。 何度か買い物をして、道を歩いていた。 すると突然、道の真ん中で外国人が銃を乱射し始めた。 「くそが!テロでも始まるのか!?」 シストは彼女をビルとビルの隙間の細い道へ逃がし、シストも逃げようとした。  だが、その瞬間をテロリストに見つかってしまう。 シストは首を捕まれ胸や腹をナイフで何度も刺されてしまう。 テロリストはシストが死んだと確信する。 シストは死んだと思われた。 テロリストはシストを見る。 だが、シストの体には全く傷がない。 ナイフを見ると刃が灰となって消えていく。  テロリストは身体に違和感を感じる。 見ると、シストの首を締めていた腕が灰になってこぼれ落ちていく。 テロリストは悲鳴を上げ、シストから離れる。 それに気付いた他の外人がシストに向けて銃を一斉射撃する、シストに触れた弾は全部灰となる。 テロリストは悲鳴をあげながら焦って逃げていく。 「……ふふふあはははははは!!」 シストはその時、自分の力に感動した。 そして確信した。 「オレは特別だ…オレは無敵…死なない身体…オレだけの…オレにだけ与えられた…」 そして、この時からシストの性格はガラリと変わってしまう。 そして…シストの悲劇はこの瞬間から始まっていたのだ…。
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