栗毛の怪物

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グラスワンダー…… またの名を『栗毛の怪物』デビューから他馬を寄せ付けない内容で3連勝その勢いのままに新馬最強を決める朝日杯に出走し…… 見事コースレコードでGIを制覇マルゼンスキー…… 通算8戦8勝ただの一度も他馬の後慶を拝することなく現役を退き『超特急』と呼ばれた馬競馬の神様大川慶次郎がこの伝説馬になぞらえるほどグラスワンダーの素質と期待感はずば抜けたものだった翌1998年3月に右第３中足骨の骨折が判明しシーズン前半の休養を余儀なくされてしまうここからグラスワンダーの試練が始まった……… 秋に復帰したグラスワンダーは毎日王冠に挑戦した！！ライバルは5戦5勝無敗の同年馬エルコンドルパサー…… そして古馬最強とも言われる快速逃げ馬サイレンススズカ…… 結果は5着骨折明けの影響もあったのか… 完敗だった次に出走したのはアルゼンチン共和国杯相手は格下ばかりだったにも関わらず…… 6着だった尾形調教師は引退させる事を考えたと言うだが！！！！！！！！グラスワンダーの伝説はこのどん底から始まった！！！！！！！！！！！！！！早熟説に限界説… グラスワンダーはもう終わったそんな意見が大勢を占める中アイツは有馬記念にやって来た皐月賞・菊花賞二冠を制覇した『セイウンスカイ』昨年の天皇賞（秋）馬エアグルーヴ今年の天皇賞（春）馬メジロブライトこのレースでのグラスワンダーは脇役に過ぎなかった実況アナウンサーもそして観客も…… グラスワンダーのレース運びを見てはいなかったところが！！実況『ここであがってきたのがグラスワンダー！！グラスワンダーが先頭！！！セイウンスカイに並びかける！グラスワンダーがセイウンスカイをかわす！！！先頭はグラスワンダー！！！！メジロブライト来た！！！グラスワンダー先頭！！！メジロブライトか！！！！先頭はグラスワンダー！！グラスワンダーゴール！！！』グラスは自分の実力で限界説を一脚した！！

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