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フレイヤ「実はさっき局のレーダーにある反応が出たと報告があった。」
僕「ある反応ってなんですか?」
水人「もったいぶらずに教えてくださいよ。」
フレイヤ「魔王だ」
僕「・・・・魔王?」
フレイヤ「そうだ。」
僕「冗談言ってるだったら帰ります。」
水人「冗談じゃないよ。」
僕「なに。」
水人「本当は分かってるんでしょ?」
僕「・・・・なぜそう思う?」
水人「親の敵なんでしょ?」
僕「なぜそのことをおまえが知ってるんだ!?」
水人「ごめん。さっきここに来る前フレイヤさんたちが話してるのを聞いちゃったんだ」
雷破「本当なのか?佐山」
千里「本当なの?優人君」
僕「本当だよ。」
雷破「だったらなんでそんなこと言うんだよ!」
千里「そうだよ。お父さんたちの仇とろうとは思わないの?」
僕「お前たちに何が分かるんだ!実際目の当たりにしたことも無いくせに!!」
水人「・・・」
雷破「・・・・」
千里「優人君・・・」
僕「・・・ごめん。言い過ぎた。」
そのとき、フレイヤが手を叩きながら会話に乱入してきた。
フレイヤ「はいはいはい。喧嘩はもういいかしら?先進めるわよ。」
僕「はい。」
フレイヤ「今、局員のほとんどは戦闘員も含めて皆事実確認の為に奔走していて忙しいの。」
僕「それがどうしたんですか?」
フレイヤ「だから、手が空いているのがあなたたちしかいないの。なんで魔王討伐あなたたちに頼んでいいかしら?」
僕「えっ?」
千里「そんなの私達には無理ですよ。」
そうして文句を言ってると
雷破「・・・・いいんじゃね?」
で、結局その一言で僕たちは魔王討伐に向かうことにした。
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