耳に遺る声
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まだ、耳の奥に遺る声は、 どこまでも優しく、 限り無く痛く、 残酷過ぎて、 涙も流れないほど。 哀しみだとか、悲恋だとか、 そういうものとは違った何か。 今の僕では知る術の無いもの… 貴女は 感傷だ と笑うかもしれないけれど
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