2.夕焼けでの出来事…

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私が帰るとき…何気なく丘を見上げた… そこには1人夕焼けを眺める少年… 私は気づかないうちに少年の方へ足を運んでいた… 「アナタは何を見ているの…?」 少年は私にこう言った… 「僕には色がわからない…僕が見ているあの空は何色ですか?」 そう…少年は色が判らなかった… この丘に立つ少年はただこの空の色をしりたかっただけだった… 私は少年に言ってしまった… あの…少年の…嫌いな…言葉を… 「アナタ…学校では成績が優秀でスポーツもかなりできるんでしょ…?みんなアナタのことを天才って言ってるよ…」 少年はただ無表情のままで私に背を向けて言った… 「僕が天才か…みんなは何を見て言ってるんだろうね…」 そして…少年は…歩き去って行った… これがアナタと私が初めて交わした初めての言葉…
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