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小さい頃…少年はよく公園で遊んでいた…
この公園には待ち人がいつも僕を待っている…
その子はいつも僕に馬鹿と言う…
砂の団子を造る時に僕はいつも失敗して…その子の団子は綺麗なまん丸だ…
この子の親は僕の親と兄弟らしい…
僕はこの子が好きだ…僕を馬鹿と言うときの笑顔は凄く綺麗だった…
ちょっとしてからその子は来なくなった…とても寂しがった…
「どうしてあの子は来ないの?」
お母さんに聞いても悲しそうに顔を横に振るだけ…
あの子の家に行って聞いてみた…
どうやら病院に入院してるらしい…
僕はあの子の所にお見舞いに行くことにした…
少年は砂の団子を持って行こうと思った…
少年は砂場で一生懸命に泥を握り団子を造った…
少年は頑張って団子を造り…少年が今まで造った中で一番綺麗な団子ができました…
少年はその団子を大切に持ち…あの子のいる病院まで走った…
多分…少年は気づいていなかった…信号が赤いことなんて…
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