宗狼生誕前期

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ここは日本と中国が入り交じったような世界の話である。 ~生星(しょうせい)元年~ 玄の国の王 双 孔封(そう こうほう)がバラバラであった凰海の大国を一つにまとめ、国を五つに分けた。一つは双家が治める玄国。二つは甲家が治める奉国。三つは凱家が治める戒国。四つは鄭家が治める夷国。最後に柳家が治める呂国 しかし、孔封が死んだ100年後の清龍2年、次第に玄の国の戦力が衰え、呂の国と戦をすることとなった。 道庵)この戦は、もはや負け戦。 敵に気付かれぬよう、撤退するぞ。 部下)ハハッ! 伝令)大変です!陣の前方に敵伏兵多数……! 道庵)エェイ!!やむを得ん。馬を出せ。 部下)お、おやめください!王が死んでしまっては玄国の平和が……。 道庵)済まぬ。だが、宗遠にワシの全権を託す。アヤツも覚悟の上だ。 ‐)パカッパカッパカッパカッパカッ……!! 部下)双王さまぁ~~~~~っ………!! その後、道庵が帰って来ることはなかった……。 ~2ページへ~
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