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夕方の駅…
普通なら帰りの人達でごった返しているだろう。
でも今、ホームに立っているのは僕だけだ。
小さな町のローカル線じゃぁこんな事は当たり前だった。
電車なんて数えるほどしか通らないような駅。もちろん無人…
暇を持て余して、携帯ゲームで時間を潰すこと数十分…
やっと来た電車には、やっぱり人が乗っていないようだった。
まぁ誰かいるよりもいないほうが気楽だと、僕は目の前の扉から乗り込んだ。
適当に座席に座ると、ちょうど夕日が目の前に見えていた。
ふと前の座席を見ると、誰もいないと思っていた場所に4人ほど座っているのに気がついた。
(あれ?人、乗ってたのか…)
たいして気にもならない僕は、また携帯へと眼を落とした…
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