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事務所と家は一体化していて、割と差し支えのない組み合わせ。事務所は1階の書斎に充たる場所で、壁には絵やカレンダーなどの小物が多い。
机の他に、向かい合わせのソファとテーブルがある。秀行はソファに座った。
「それにしても、よかったじゃない。私の家で。」
「半年ぶりにお会いできる方が僕的には嬉しいです。」
「そう、ありがとう。」
達哉の微笑みがなんとも癒されるか。
「そうだ、内海くんにちょっと相談があってね。」
「ん?」
「実は、私明後日から依頼で出掛けなくちゃいけなくて。」
「どこにですか?」
「与田島だよ。なんでも、依頼人は真中開発社長の秘書・津村彩花。脅迫状が来たとゆーのにみんなは島に出掛けちゃって、それに与田島は妖怪の目撃騒動があったとか昨日宏樹から電話あったし。」
「それって、与田惣のですか?」
「そうだね。なんでも、戦時中に島にやってきた戦闘機が突如空中爆破したとかねー。」
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