‡推理戦士・Ⅱ‡与田惣伝説の島

‡Ⅰ・５つの依頼‡

「話って、なんだよ!?」
「まぁ、まず座ってからのことだがな。」
言うなり長谷川は達哉を放すと、自ら秀行と向い側に座った。達哉は秀行の隣に座った。
すると、長谷川は４枚の写真を取り出した。３人が男の紅一点。
長谷川は説明し始める。
「こいつら、真中開発の捜査をやってるＣ市探偵会の代表だ。そんで、それによる依頼がとゆーのはな、この４人は、なんでも拷問で自白させてるってウワサだ。しかも言葉攻めでな。」
「…………！」
信じられなかった。４人とも高校生くらいの若者なのに、素人同然の容疑者に拷問だなんて。
「言葉の拷問なんて、刑事ですら関連憲法条文の第36条・拷問及び残虐刑の禁止でただでさえやってないのに!?」
達哉の言葉に長谷川は頷いた。