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「なぁ、長尾君。私からも質問いいかね?」
「なんだ?」
「君は私をどう思う?」
これにて達哉は答えられなくなった。返答次第で何されるかわからない。
「答えたくないのかね?」
長谷川が迫り込んでくる。
達哉は逃げようと立ち上がろうとした。が、長谷川が素早く肩を掴んで引き寄せた。
達哉は長谷川の視線から反らすが、長谷川が顔を覗き込んでいく。
「どーしたのかな?さっきの度胸はどこに行ったのかな?さぁ、答え給え。んっ?」
達哉は振り払おうと手を出すが、長谷川に掴まれ捻られた。
そして長谷川が更に迫ってくる。
達哉と長谷川がそうこうしていた時。
「ねぇ、あれでしょ?」
沙織が外を指差した。
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