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数ヵ月後、また憲兵たちが現れましたが、なんと島に着かないうちに、潜水艦は沈み、戦闘機は空中爆破。船もいきなり暴走をはかり、崖や岩に激突し爆破。みんな海の底へと消えてしまいました。
4日後、それらは一斉に嘉嶺浜に打ち上げられました。特に潜水艦の中が異常でした。中を覗けばそこには、憲兵たちのバラバラ死体があったのです。そして、操縦室の窓には、血文字でこう書かれていたそうです。
〈与田惣ここに来たり〉
与田惣の力によって守られし島・与田島。
この島で眠る与田惣は、今宵、また目覚める時が来ると…………。
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