運命の日

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私たちは人が行き交う道を力の限り走り抜く。 時折後ろから誰かが大声で叫んでいる声が聞こえる。 私は何をしているのだろう。 のんびり楽しくショッピングをするだけだったのに、なんでこんな怪しい奴と手をつなぎながら走りまわってるの? ふと怒りがわいてきた。 「ちょっと!どこに行く気?痛い、痛いってば!」 そう言って私はつないでいた手を振りほどいた。
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