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またしてもツッコミ所が満載で…。今回に限っては…環に対してさえツッコミたいくらいだ。
「あんなに可愛いメイドを…よくもまぁ、冷たく追い出せたもんだ…。平井くんならば、出来るんだろうねぇ?そうゆう非道な事が…。」
イヤミったらしいヤツ…。
こうゆうヤツと一緒にいたら、俺まで程度が疑われそうだ…。
「ウチのメイドだ…。速やかに返して貰おうか…。」
琴音に何かされたりしたら…。
何か?
何かって何だ?
てか、俺は何を考えてるんだ?
そして…何かされたら…俺は、どうするつもりなんだ?
「断ると言ったら?」
「ッざけんなよ!!」
殴り掛かる一歩手前で…
何とか我に返った。
よぉく頭を整理しよう…。
琴音が判断して、環の家の使用人として働きたいならば、仕方ないんだろう…。
俺が止めるべきじゃない…。
てか、俺の使用人じゃない訳だし…。
と言う事はだ…。
俺は何に対して、こんなにイラついてるんだ?
拾って下さい=拾いました…。正しい事だ…。
猫や犬なら、それも有りだ。
猫や犬…?琴音は…
猫や犬じゃねぇだろッ?!
「まぁまぁ…そう怒らずに…。珍しいねぇ、平井くんがそうやって感情的になるのは…。」
そう言いながら、環はニヤッと笑った。
「…ふざけんな…ッて言ってんだろ?」
図星を突かれた…けど、それは認めたくない。
俺の道に立ち塞がるヤツは許せない。
「…フン、まぁ…そんなに心配なら、今日の帰りにでも迎えに来たらィィよ。」
言われなくても、そうするつもりだと…。
口に出す前に、環の机を破壊していた。
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