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古泉と長門がきたのは早くきてくれと願った15分後だった。
古泉、長門、お前達にはめでたい事だとは思うがSOS団は解散するそうだ。
古泉は
「そうですか…解散ですか…」
と、この世の終わりかと思わせる落胆な声で呟いた
ピクリと長門の表情が変わった
変化があったのは凄まじく驚いた
同時に、その表情変化イコール長門でも何も出来ないと言う事を悟った
SOS団が解散→ハルヒは一般人になる→観察や監視の意味がなくなる→古泉はともかく、長門と朝比奈さんは存在意義がなくなる
長門は宇宙へ、朝比奈さんは未来へ帰ることになるわけだ
悪いがそれはお断りだ
くそ、どーすりゃいいんだ…
「私達には何もできない」
長門の突き刺さるような声が頭を撃ち抜く
もう終わりだ。
今日は真っ直ぐ家に帰って思い出を懐かしもう
そうだ、写真だ
明日カメラを持って記念撮影だ
ハルヒはきっと来ないだろうが俺含め4人で写真でも…
「貴方にしか出来ない」
そう言って、長門は俺をじっと見つめた。
まだ記念撮影には早かったようだな
希望の光が差した気がしたのは俺だけではないはずだ
古泉と朝比奈さんと目が合い、俺は何かを悟ったかのように頷いた
やってやろうじゃないか。
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