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「私ね…希望が大好きなの。希望をよろしくね!」
真子は大翔への思いを封印した。
大翔は余りにも悲しげに笑う真子を愛おしく思った。
「真子さ…ん?」
余りにも悲しげな表情を無視出来なかった大翔。
「何を抱えてるの?」
思わず聞いた。
真子はおさえていた気持ちが爆発した。もしかしたら…死ぬかもしれない。そんな気持ちがブレーキを破壊した。真子は、大翔の胸に飛び込んだ。
戸惑う大翔。
だが…余りにもはかなげな真子を突き放す事は出来なかった。
「今だけ…希望を忘れて。一度だけでいいから私を見て。」
真子が大翔を真っ直ぐ見つめた。
大翔は真子を抱きしめた。
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