408人が本棚に入れています
本棚に追加
/165ページ
患部を摘出したのに、放射線治療がはじまり、姉は疑問を感じていたが、それをあえて口にした事はなかった。
姉は頭がいい。
医療に関する本を読み、にわか知識だが、自分のおかれた状況はわかっていたのかもしれない。
でも、前向きに頑張る姉を前に、家族は涙を封印して頑張る事を誓った。
普通に過ごす。それが私の役目。
大翔も私を支えてくれた。
姉は辛い治療を堪え、外泊許可を貰える程回復した。
全ては私の県大会の応援のために…
最初のコメントを投稿しよう!