繋いだ手

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道路に出た私。 「ミラクル~」 その声に反応してダッシュする迷い犬。 どうやら飼い主らしい。 「よかった!飼い主さんですね?」 私が話し掛けると、ニッコリ笑って近づいて来た。 多分20代後半のかわいらしい女性。 「ありがとう。たまに逃亡するの!」 「よかったね。ミラクル。」 私は奇跡と言う名前の犬に手を振って別れた。 その頃大翔は姉に話しかけていた。
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