ごめん…お姉ちゃん

初恋

二人の笑い声が聞こえて来た。

私は布団をかぶり、姉への憎しみをたぎらせていた。

昔からいつも姉のせいで辛い思いをしてきた事を…

その時の私は姉が憎くて仕方なかった。

同じ両親から産まれたのに…何故姉ばかりが、全て完璧なのか！

姉さえいなければ！

全て姉が悪い。

私の心は、姉がボロボロになって泣きわめく姿を望んでいた。