真実

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姉が亡くなってから私は何も手につかなかった。 何気に姉の部屋に足を踏み入れた。 まるで吸い寄せられるように姉の机の引き出しに手をのばした。 『希望へ』 花の香のする封筒に私の名前が書かれていた。 私は震える手で封を開いた。
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