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フウッ~っと息を吐き、私は続けた。
「何も悪くない、むしろわたしより辛い思いをしていた姉を病魔が襲いました。皮肉な事に病気がきっかけで姉と本当の姉妹になれました。でも、こんなに早く逝ってしまうなんて、もっと色んな話をしたかったのに。ごめん…ごめんねお姉ちゃん。でも、私を愛してくれてありがとう。そう言いたいです。このブーケは、姉が病床で、私に造ってくれた物です。私はとても幸せです。」
最後はもう涙で訳がわからなくなっていた。
ただ、列席者のだれもが立ち上がり、拍手をしてくれたのだけは、はっきり見えた。
姉への拍手が鳴り響いた。
姉の遺影を置いた席には、あたたかい眼差しが、沢山注がれていた。
…私が主役なのに、やっぱりお姉ちゃん嫌い!……………………………………………嘘………
大好きだよ。
お姉ちゃん!
完結
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