セカンドラブ

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「他の大会で見かけても、声かける勇気なくてさ、でも、同じ高校だってわかって、真面目嬉しかった!照れ隠しに強引な言い方になって悪かった。」 私は首を横に降った。 「私こそ、なんか酷い事言ったかも。」 こんなに素直に気持ちを打ち明ける大翔に感激していた。 「若槻希望さん。俺の彼女になってくれませんか?」 顔を赤くしながら大翔が真っ直ぐに私を見つめ言ってきた。 私は夢心地の中にいた。 「私なんかでいいの?」 正直な気持ちだった。 「お前がいいの!」 私の存在を1番に考えてくれる言葉に、思わず涙が溢れ出した。 「おっおい…泣くなよ…」 慌てる大翔に胸が熱くなる。 「有難う。私を好きになってくれて。」 泣きながら気持ちを伝えた。 「彼女になってくれる?」 心配そうに尋ねる。 「よろしくね。」 私は涙を拭きながら大翔を見つめた。 「ヨッシャ!」 ガッツポーズの大翔は子供のようにはしゃいでいた。
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