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大翔は反対方向の私を家まで送ってくれた。
「また明日な!」
そう言いながら、手を離さない。
「帰れないよ…」
嬉しい反面、誰かに見られないかヒヤヒヤしていた。
「希望?」
名前を呼ばれふりむくと姉が居た。
「今帰り?こちらは」
わたしより遅く帰宅した姉と出くわしてしまった。
「お姉ちゃん!」
私は慌てた。
「彼氏よね?」
繋いだ手を見ながらクスッと笑った。
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