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私は帰り道大翔にメールした。
『暇なら逢いたいな』
直ぐに返事が来た。
駅前のファーストフードの店で待ち合わせをした。
大翔は先に来ていた。
初めて見る私服姿。
…かっこいい…
あらためて惚れなおす。
「ごめんね。待たせて。」
私が声をかけると、目を細めて笑う。
胸がキュンとなる。
たわいもない話しをして過ごしながら、私は姉の言った言葉が気になっていた。
「ねぇ、大翔…私の姉をどう思う?」
突然の質問に固まる大翔。
「いきなりどうした?」
真っ直ぐに私を見つめた。
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