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私は戸惑いながらも大翔について行った。
大翔は無言で2階へと進む。
ドアを開け中に入る。
大翔の部屋だ。
次の瞬間大翔は私を抱きしめた。
私は姉が手を回した大翔の背中に触れる事が出来なかった。
大翔は更にきつく抱きしめて来た。
無言のまま。
私は大翔に言った。
「やめて…」
大翔は私にキスをしようとした。
私は反射的に顔をそむけた。
大翔が姉を抱きしめていた訳じゃない事は、頭ではわかっているのに…
大翔は私から離れ背中を向け座った。
私はどうしていいのかわからず、ただ大翔の背中を見つめていた。
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