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涙を拭った母は、
「皆で真子を支えてあげようね!」
無理矢理笑顔を作った。
私は複雑な気持ちのまま部屋に戻った。
…お姉ちゃんが癌…
癌と言う文字が頭の中から離れない。
「希望、入るよ。」
姉が突然私の部屋を訪ねて来た。
私は動揺した。
部屋に入って来た姉の顔を見れない。
…どうしよう、普通になんか出来ないよ…
まだ心の準備が出来ていなかった私。
そんな私に姉が言った。
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