余命…?

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その日を境に私達姉妹の間に会話はなくなった。 姉は私に謝った。でも…もし大翔が姉の思いを知ったら?そんな不安が私を余計に嫌な子にした。 わざと大翔を家に呼び、部屋にこもる。 胸の谷間を強調させた服で大翔を誘惑する。 大翔は躊躇しつつ、私の胸に顔を埋める。 「大翔の印つけて…」 上目使いでお願いする。 「今日の希望いつもと違う…」 さすがに大翔も首を傾げた。 「だって…男子部明日から強化合宿でしょ?しばらく大翔に触れられないから淋しくて…」 一体私はどこまで嫌な子になるんだろう… 姉を苦しめる為に、大好きな大翔を利用しているなんて… 罪悪感が重く心にのしかかる。 「ごめんね。私変だよね…大翔、私だけを見ていてね。」 これは心からの言葉だった。 本当の気持ちは相手に届くのだろう。 大翔は私の胸を強く吸った。 赤い大翔の印が私の胸に残った。 長いキスを何度も繰り返しながら、私は隣の部屋に居る姉の苦悩を想像していた。
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