余命…?

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私と母は直ぐに姉の後を追った。 私は後悔していた。 自分の心の醜さに涙がとまらない。 何処を探しても姉の姿は見当たらなかった。 携帯も持たずに飛び出したので、母と連絡がとれない。 私は一先ず自宅に戻ろうとした。 その時、 「希望!」 名前を呼ばれて振り向くと、大翔が紙袋を片手に立っていた。 「あっ、大翔!」 私は思わず駆け寄った。 私の様子がおかしい事に気付いたのか、心配そうに私の顔を覗いた。 私は姉が飛び出したとだけ言い、その姉を探してると説明した。 「喧嘩でもしたのか?」 のんきな大翔。 本当の事が言えずに私は唇をかんだ。 「とりあえず希望の家に電話してみるよ!」 大翔は私の家に電話をした。 私に携帯を無言で渡した。 ワンコールで母は出た。 「もしもし真子?!」 相手が私だとわかり落胆する母。 連絡がつくように携帯をとりに自宅に一度戻るように言われた。 「俺も探すよ。」 大翔は私と反対方向に走って行った。 私は自宅へ急いだ。
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