『憧れの人』

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「はぃ、到ぉ着っ!」 「…ふぁぁーぁ…」 …こんな時間に汗かいて走っている女子高生は部活の子とかバイトしてる子くらいでしょ? あたしは本格的にクタクタになり、ぐてぇーっと崩れた。 「…ふぇー。こんな状態じゃ…お店、入れないよぉ…」 …もう一歩も動けません状態 「千秋ぃ、スプレーあるぅ?…千秋ぃ?」 千秋が返事をしないので、疲れていたけどヨイショっと顔をあげると『プププッ』っと言わんばかりの千秋の顔があって… 「…ねぇ、ちょっと、千秋ってばぁ…あっ…!?」 「こんにちわ」 プププ顔の千秋の隣には にっこりとした《あの人》がいた …穴があったらなんとやら…
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