お仕置きさ……

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糸のことを本当のおばあちゃんのように慕っている皐月だから、鷹夜は糸には何か言っていたと思ったのだが――― 「おやまぁ……さっちゃんが先生を?」 鷹夜の言葉は糸にとって予想外だったらしく、小さな目をいっぱいに開いている。 この様子を見るかぎりじゃあ、糸は皐月から何も聞いてはいなかったようだ。 「……糸さんも、何も聞いていなかったのですか?」 これは、少し意外だ。 皐月のことだから留守中の仕事を頼むためにも、糸には話していると思ったのだが…… そうではないようだ。 「皐月さんがいない間の仕事を糸さんにお願いしたと言っていたので、てっきり糸さんは知っているものかと……」 「いぃえ……。 私が聞いていたことといえば、鷹夜君も学園に通うことになったということだけですよ。」 そう言った糸の言葉に、今度は鷹夜が目を丸くした。 「―――誰から聞いたんです……?」 「使用人たちの間で回る回覧板で見ましたよ。」 ということは――― .
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