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「ねぇ?谷君なに部に入るの?」
「まだ決めてないけど…。」
「でも野球部でしょ。」
「いや、少年野球やってたのウソだし。」
「え~ウソだったの?」
「まぁね。先生のカツラが気になったから。」
その娘は笑いながら教室を出ていった。そして振り向き、
「野球部のマネージャーになろうと思ってたのに。」
と呟いた。
「祐真。一緒に行こうぜ。」
「いいよ。何部?」
「まずは、サッカー部辺りから。」
「シンは中学の時サッカーやってたのか?」
「まぁね。弱かったけど…。」
いつのまにか、人数が増えて、20人くらいの群れになっていた。
「今日の帰りカラオケ行こうぜ。」
「いいねいいね。」
「賛成!」
「祐真も、いくよな。」
「おぅ!もちろん。」
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