走り出す

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「おっはよ。」 凉は笑顔で俺をみた。 「おはよ。今日の放課後、どうする?」 「まずは、部員を集めなきゃ。申請するのに最低五人は必要だよ。」 「じゃあ俺らを除くと、あと三人だね。」 三人…そんなに集められるだろうか?自分たちだけでは、できないという負担が、重く背中にのしかかる。太陽の光が背中を照らす。太陽のように、輝ける自分をみつけられるように、1日を頑張って過ごそうと思う。 「まず、周りの友達を誘ってみるよ。」 「僕は…友達少ないし…」 凉は下を向き、小さな声で呟いた。凉は何も悪くない。 「友達はこれから増える。まず三人の友達を俺が探す。凉は先生に部の作り方を聞いておいてよ。勿論、凉が部長だしね。」
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