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「おーい!オレンジっ…早く行こうぜ!」
「はいはい、今行くって。」
オレンジ、と呼ばれた僕の名前は、後藤 橙。
髪の毛がどこをどう間違えたのか、生まれた時からオレンジ色だった。だから名前が『橙』なのは、言うまでもない。
「…ぁいだっ!!」
ずでーん
華麗に床へダイブした僕を周りの生徒は白い目で見て、先生は注意し、親友の学は蹴りをいれる…。
…ここは僕が通っている、桜高校の職員室前の廊下だ。
ちなみに来た理由は、今日この学校に『超美少女』が転校して来るからである。
「籠先に見つかったら帰らされるだろ馬鹿っ!」
学が言った、籠先とは『籠倉 竜』先生の事だ。
2-1、僕らのクラスの担任だ。
「あ?おい、お前ら、誰に見つかったらヤバいって?」
「げ…、籠先…。あれ?もしかして隣の人は……。」
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