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†母の日†
トゥルルルル…ー
優斗『もっしぃ~』
藍『今からでかけよ。』
優斗『ハァッ!!またいきなりかよっ!!今日は何!?飯!?』
藍『それは会ってからのお楽しみ~♪』
優斗『何!?何!?何!?
俺にプレゼントでもあんのっ!?』
藍『ん…ー。おしい♪
とにかく…30分後にいつもの所にねっ!!』
優斗『はいはい。分かりましたよっ。行けばいいんでしょ。行けばっ。』
藍『ッチ。男のくせにグダグダ言うなよっ!!』
優斗『はぁい。じゃまたなぁ。』
私はケーキ屋の仕事帰りそのまま、いつも優斗と待ち合わせる公園に向かった。
藍『お~!!優斗早いじゃ~ん♪』
優斗『藍香が遅いんだって!!っんで!?
お楽しみは何ですか!?』
そう言って可愛い笑顔の優斗は、手の平を二つ並べて私の前にチョコンっと差し出した。
藍『ブーー!!何もありませぇ~ん。
よしっ、ご飯食べに行くぞっ!!』
優斗『はぁ。まっ、そんなこったろうと思ったよ。』
優斗はがっかりして…私の後ろをとぼとぼついてきた。
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