†母の日†

2/19
前へ
/401ページ
次へ
その姿を見て… 胸がチクンッて痛くなった。 藍『ごめんね。』 優斗『えっ!?いきなり何したの!?』 藍『いやぁ~いっつもいじめて悪いなぁって思ってさ。 それに……ご飯にも付き合わせてばっかで……。』 優斗『なんだよ。急に真面目な面して…。藍香らしくねぇじゃん。 ……俺は、嫌じゃねぇよ。からかわれんのも、一緒に飯食うのも。』 藍『そう?ならいいけどさっ。愛想つかさないでねっ。 私、優斗居なくなったら東京で友達誰も居なくなっちゃうから!!』 優斗『ん…ーどうかなぁ?それは藍香次第だなぁ♪』 優斗は得意そうな顔で言った。 藍『この~~!! 人が下手に出れば調子に乗りやがって~!!』 私はそう言って、優斗の頭をぐしゃぐしゃにした。 優斗『ちょっ!!止めろって!!マジでっ!!』 ばっちりセットした髪は…無惨にもぐしゃぐしゃになってしまった。 優斗『ったくよ~!! 感謝しろよっ。藍香の友達なんて…俺位しかなれねぇよっ!!』 藍『お~~なかなか言うねぇ♪ でも、地元には友達は山ほど居るもんねぇ~♪』 優斗『へぇ~信じられないけどねぇ。』 藍『いっぱい居るし!!でも…こんなにいつもからかったりするのは…優斗だけかも!!』 優斗『だろ!?こんなの耐えれんの俺だけだろっ!?』 藍『そんな私と友達になれるなんて…… 優斗君はかなりのドMだねぇ~!!』 優斗『ちげえし!!俺、Sだし』 鼻の穴を膨らませて言う優斗がおかしかった。 優斗と居ると、些細な事でも楽しくなれた。
/401ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1012人が本棚に入れています
本棚に追加