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その姿を見て…
胸がチクンッて痛くなった。
藍『ごめんね。』
優斗『えっ!?いきなり何したの!?』
藍『いやぁ~いっつもいじめて悪いなぁって思ってさ。
それに……ご飯にも付き合わせてばっかで……。』
優斗『なんだよ。急に真面目な面して…。藍香らしくねぇじゃん。
……俺は、嫌じゃねぇよ。からかわれんのも、一緒に飯食うのも。』
藍『そう?ならいいけどさっ。愛想つかさないでねっ。
私、優斗居なくなったら東京で友達誰も居なくなっちゃうから!!』
優斗『ん…ーどうかなぁ?それは藍香次第だなぁ♪』
優斗は得意そうな顔で言った。
藍『この~~!!
人が下手に出れば調子に乗りやがって~!!』
私はそう言って、優斗の頭をぐしゃぐしゃにした。
優斗『ちょっ!!止めろって!!マジでっ!!』
ばっちりセットした髪は…無惨にもぐしゃぐしゃになってしまった。
優斗『ったくよ~!!
感謝しろよっ。藍香の友達なんて…俺位しかなれねぇよっ!!』
藍『お~~なかなか言うねぇ♪
でも、地元には友達は山ほど居るもんねぇ~♪』
優斗『へぇ~信じられないけどねぇ。』
藍『いっぱい居るし!!でも…こんなにいつもからかったりするのは…優斗だけかも!!』
優斗『だろ!?こんなの耐えれんの俺だけだろっ!?』
藍『そんな私と友達になれるなんて……
優斗君はかなりのドMだねぇ~!!』
優斗『ちげえし!!俺、Sだし』
鼻の穴を膨らませて言う優斗がおかしかった。
優斗と居ると、些細な事でも楽しくなれた。
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