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藍『…はぁはぁ。
ごめんごめん~!!ギリギリ間に合ったよ♪』
優斗『金下ろして来たの?だってさっき金いっぱい持ってたじゃん!!』
藍『いいの!!
ほらっ、3階に行くよ。一緒にプレゼント選ぼう♪』
優斗『え゛~俺はいいって!!なんでおかんにプレゼントあげなきゃないんだよぉ~。』
藍『いいから早く行くよっ!!』
ブツブツ言いながらも、優斗は一緒に婦人売り場に来てくれた。
私は………
お金を使い分けてた。
ご飯食べたり、好きな服や物を買うのは…
飲み屋で働いてもらったお金を使ってた。
家賃、光熱費などは…
ケーキ屋で汗水垂らして働いたお金を使っていた。
その日私の財布には5万円が入っていたけど……
それは夜働いて稼いだお金だった。
このお金で……
母の日のプレゼントは買いたくなかったから…わざわざATMでケーキ屋の給料を下ろしてきたってわけ。
優斗『ん…ー別にどっちでも同じじゃねぇ?』
そう言って優斗は首を傾げた。
藍『優斗にはまだまだ分かんないよっ!!ガキッ。』
優斗『ガキッじゃねぇって!!ほらっ、早く買おうぜっ。こんな所、恥ずかしすぎるよっ!!』
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