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…19時…
厚化粧をして…
家を出た。
私の勤める店がある
繁華街に向かって歩いていた。
『ねぇ今からどこ行くの?』
突然声かけられて振り向くと……
まだ幼さが残る…
笑顔の可愛い男の子がいた。
だけと……
髪はスーパーサイヤ人のように立てて、ピヤスやネックレスをジャラ②つけて、見た目はハッキリ言ってチャラ男だった。
どう見ても…
私より年下だった。
『仕事だけど。』
『へぇ~。ねぇお姉さん♪今日無理なら今度一緒に遊ぼうよっ。』
『お姉さんってやめてくれるっ!!』
私は思いっきり睨んだ。
『そんな怒んなくても。ねぇ、番号教えよっ。今度マジで遊ぼうよっ!!』
『………』
私は、話かけるアイツを無視してひたすら歩いた。
『ちっちょっと待ってよ…。歩くの早ぇ~し!!ねぇってばぁ。』
『………』
『今から仕事なんて大変だね!!ねぇどこの店?今度飲みに行くよっ!!』
『………』
どんなにシカトしても、必死に話しかけて来てアイツは全然諦めなかった。
『ちっちょっと~ってばぁ。
はぁはぁはぁ…ー。』
『…ーっぷハッハッハァ。』
私は吹き出してしまった。
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